草木萠動(そうもくめばえいずる)
雨水の末候は、「草木萠動(そうもくめばえいずる)」。
この時期降る雨の呼び名を「木の芽起こし」というそうです。昔の人は、ひと雨降るごとにふくらむ木の芽から春を感じたのでしょうね。
毎年だいたい3/1ー3/5頃になります。ひなまつりは、そんな春の訪れを感じながら迎える行事です。佐渡島内でもひなまつりのイベントがあるようです。

3/3(金)~3/12(日)

3/11(土)~3/26(日)
佐渡は北前船の寄港地でした。全国各地からひな人形も入ってきていたかもしれませんね。どんなおひなさまに会えるか、今から楽しみです。
3月の薬膳おすすめは桃花酒。
桃の花(乾燥の白桃花)…5g
氷砂糖…10g
ホワイトリカー…300ml
消毒した瓶に材料を入れ、時々容器を揺すり3日~1週間で◎
3か月くらいが風味良い。
帰経
食材の効能は、食材の色・性味によって入る臓腑も違ってきます。1つの食材が身体のある部分に選択的に作用を発揮し、一経または多経に帰することができます。例えば桔梗は肺経に入るので、咳のときによく使い、牛膝は腎経に入るので、足腰の痛みによく使います。
一般に、酸味は肝経に入りやすいので、適量の酸味は肝をやわらげ養うことができます。
苦味は心経に入りやすい。夏は心の動きが盛んになり、疲れやすくなるので、にがうりなど苦味のものを摂り、心の熱を取り除き心を養うとよいです。
甘味は脾経に入りやすいので、適量の甘味は脾を養います。
辛味は肺経に入りやすいので、適量の辛味は肺の働きを助け、カゼの予防をすることができます。
鹹味は腎経に入りやすいので、適量の鹹味は腎を養います。
五季 | 春 | 夏 | 梅 雨 | 秋 | 冬 |
五色 | 青 | 赤 | 黄 | 白 | 黒 |
五味 | 酸 | 苦 | 甘 | 辛 | 鹹 |
五臓 | 肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 |
春は、少し酸味を効かせて、肝に入るメニューを考えてみたいです。色は青。山菜の胡麻和えに、少し酢をプラスするのは、どうでしょうか。
参考URL:それぞれの臓器と時間について 子午流注と漢方的養生法(2022年最新版)
今日の一品~レバーとほうれん草の炒め物~
豚レバー(温/甘・苦/肝/養血類)
ほうれん草(涼/甘/胃・大腸・小腸/養血類)
山椒(熱/辛/脾・胃/温裏類?理気類?)
ねぎ(温/辛/肺・胃/辛温解表類)
生姜(温/辛/肺・脾・胃/辛温解表類)
にんにく、塩、紹興酒、胡椒、醤油、片栗粉
血をつくって、肝を養うメニュー。解表類で季節の変わり目の風邪対策。
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