はじめまして
佐渡に住む国際薬膳師です。とはいえ、2021年に資格を取得して以来、文章にしてきちんとまとめたことがありませんでした。いずれは薬膳の知識をいかして薬膳料理教室を開きたいなぁ、と思っています。おされなマダムがエプロンきてやるようなキラキラしたものではなくて、カッポウギのおばあちゃんが作るような滋味深い地味なやつ。楽しみだな。それまでの知識の足固めとして、このブログを続けてみようと思います。とても読みづらいと思いますが、日々精進いたしますのでお付き合いください。

血流を促進し、滞りを解消する紅花。自家製。
薬膳に興味をもった訳。
みなさんは、どうして薬膳に興味をもたれたでしょうか?私は、飲食の仕事に就いたことで、食材に興味をもったからと記憶しています。某北欧家具屋の社員食堂で食事を提供していた私は、休憩時間に「おなか減った~」ってやってくるみんなのお母さんみたいな気持ちでした。食事で癒されて欲しい、できるだけ健康になってほしい。
その後、家具屋を辞めて小さな飲食店を開店しました。少しずつ増えていく顔見知りのお客様に、できるだけ身体によいものを作りたいという気持ちは増しました。
図書館で楽しそうな食材帖を見つけては、眺めていました。
もっとしっかり知識を身につけてみようと、一念発起し、薬膳を学べるスクールに入学し資格を取得しました。
学んでみると、ピーナッツは養血類に分類され、血を補う。生姜は辛温解表類に分類され、発汗作用により去寒する。「ピーナッツ食べ過ぎると鼻血出る」「寒い日は生姜であったまる」なんとなくそういうもんかなぁ、と思っていたことはちゃんと一致しました。
あとは「秋ナスは嫁にくわすな」。ナスは理血類の中の止血類に分類され、出血を制止する作用があります。そのため多くとり過ぎない、妊婦には慎重に用いるという注意事項があります。また涼性であるため体を冷やす作用も。寒くなり始めた秋に涼性のナスを食べ過ぎたら。。確かにあまりよくなさそう。秋ナスは美味しいから嫁にはやらん、っていう説もありますけどね。今の時代そんな嫁いじめするようなこと言ったら世間にぼっこぼこにされそう(笑)

ナスとトウモロコシの玄米チャーハン
こうやってみると、言い伝えにはちゃんと意味があるんだなって思います。
やっぱり薬膳っておもしろいなぁ。
そもそも薬膳って?
薬膳というのは、中医学の理論に基づいて考えられた食事のこと。薬膳は、病を治すための食事として作られていました。ですが、現代では治療のほかに、健康維持や病気の予防などの作用があるものはみな薬膳と呼ばれているそうです。
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